20250228 国際勝共連合 街頭演説「建国記念の日に勝共愛国を叫ぶ」2025年 2月11日 新宿駅【国際勝共連合】

要約

本演説は、国民の祝日「建国記念の日」を迎えた2025年2月11日に、政治団体「国際勝共連合」が新宿駅頭で行った街頭演説の概要である。主な内容は以下の通り。

  1. 「建国記念の日」の意義と政府主催行事の欠如
    • 「建国記念の日」は紀元前660年に神武天皇が即位したとされる2月11日に由来する「紀元節」が、戦後に一度廃止された後、1966年に「建国記念の日」として制定された。
    • 制定の趣旨である「建国をしのび、国を愛する心を養う」ことを実践するためには、本来は政府主催の式典が行われるべきだが、現状では行われていない。
    • 国際勝共連合は保守系団体とともに「建国を祝う会」に参加してきたが、2022年に起こった安倍晋三元総理大臣の銃撃事件を契機とする社会状況の変化の中で、式典への参加を自粛せざるを得なくなった。
  2. “勝共”という考え方とその宗教的背景
    • 国際勝共連合は共産主義に対抗する立場を掲げるだけでなく、より積極的に「共産主義に勝つ(勝共)」という姿勢を取っている。
    • 創設者である文鮮明総裁(韓国出身・敬虔なクリスチャン)の宗教的信念が背景にあり、以下の3つを神の悲しみの根本課題として克服しようとしてきた。
      1. キリスト教内部の分裂
      2. 唯物論・無神論(共産主義)の問題
      3. 青少年を中心とする道徳の荒廃
    • 特に共産主義の唯物論・無神論が、人々を神から遠ざけるという点を重大な問題と捉え、国際勝共連合が発足した。
  3. 共産主義誕生の歴史的背景
    • 産業革命による富の拡大や、キリスト教の神の絶対性強調(カルヴィニズム等)がもたらした社会的矛盾・不満が、マルクスやレーニンが唱えた共産主義の温床となった。
    • 冷戦終結で共産主義の経済的限界は歴史が示したが、「不満や憎悪の感情」といった人間の内面の問題は未解決のまま世界各地に残っている。
  4. アメリカの例と「原点への回帰」
    • アメリカではトランプ政権誕生などを通じ、「アメリカ・ファースト」「常識(良識)への回帰」が強調された。これはアメリカの建国精神(信教の自由、メイフラワー誓約、独立宣言、合衆国憲法など)に立ち返る動きである。
    • この「原点に戻る」姿勢が、共産主義の影響や社会的混乱に対抗する軸になっている。
  5. 日本の「原点」に立ち返る意義と愛国心
    • 建国記念の日は、日本の「原点」と歴史を思い返し、先人たちが築いた豊かさや秩序に感謝し、それを未来や世界に向けて責任ある形で引き継ぐ契機となる。
    • 主権者である国民こそが、この国の「誕生日」を祝う主人であり、愛国心や歴史への敬意をもって社会を支えるべき。
    • 政府主催の式典実現に向けて、国民自身が率先して建国を祝う姿勢が大切である。

以上を通じ、国際勝共連合は「建国記念の日」に勝共愛国の立場から日本の原点を再確認し、自国を誇りに思う意識の醸成と政府主催の奉祝式典の実現を訴えている。

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