久保田正氏のルポ紹介
- “洗脳疑惑ライターが行く”シリーズ第9回は、旧統一協会の合同結婚式に参加し、創始者“生マザームーン”を目撃した体験ルポ。
- メディアやジャーナリストが語る「闇」や「カルト性」は感じられなかったと報告。
メディアの一方的なステレオタイプ批判
- 専門家は「信者は完全に洗脳されている」と断じ、理不尽な命令にも逆らえないと主張。
- 久保田氏の体験からは、そのような強制力や狂信的雰囲気は確認できなかった。
宗教への誤解と尊重の必要性
- ローマ教皇に対するカトリック信者の愛着と同じく、韓(生マザームーン)総裁への信仰も尊重されるべきで、揶揄や嘲笑は誤解を生む。
拉致監禁・脱会屋問題の深刻性
- 信者の約4,300人以上が外部の“脱会屋”や家族による拉致監禁を経験。
- 高額献金や壺販売よりも、肉体的・精神的被害の重さが際立つ犯罪行為。
家庭連合(旧統一協会)の対応
- 初期の抗議を経て、「親を利用した関係修復」を図る方針に転換。
- 被害者たち自身がSNSで全国規模の支援団体を自主的に立ち上げ、情報共有・連携を進めている。
“アクセル”と“ブレーキ”のメタファー
- アクセル:SNS時代による被害事実の拡散力。
- ダメブレーキ:被害者意識を抑圧し、声を上げさせない風潮の問題点。
- 必要なブレーキ:被害者への思いやりと理解が癒しにつながる重要性。
被害者理解の重要性
- 被害体験を語る際のフラッシュバックやトラウマに配慮し、単なる“可哀想”の一言で終わらせず、丁寧に受け止めることが求められる。
具体的被害者事例(宿子さん)
- 監禁期間中・後の心身の苦痛(うつ状態、フラッシュバック、摂食障害、過呼吸など)を米本ジャーナリストの取材を通じて紹介。
社会的抹殺への危機感
- 解散命令によって家庭連合を法人格ごと抹消し、被害者の存在を“闇に葬る”動きへの警鐘。
呼びかけ
- 真相を知った上で被害者を「理解」し、SNSや支援団体を通じて応援・連帯することの重要性を強調。