目次
1. 家庭環境と信仰のはざま
1.1 共産党の祖母と信仰生活
- 祖母が共産党員で、家庭内に朝日新聞と『赤旗』、一方で世界日報も届くという特異な環境。
- 宗教行事中に祖母が現れると気まずくなるなど、信仰と家族間に緊張感があった。
- 幼い頃から「共産主義は問題がある」と教わり、価値観の相違を認識。
1.2 祖父の改心と祖母の変化
- 祖父は病床で父の活動を見て教会員として入会。
- 祖母は宗教に反対しつつも、小村さんへの愛情や母の努力により一定の理解を示すように。
2. 神への目覚めと芸術的感性
2.1 昆虫との出会いから神の存在へ
- 中学生のとき、カメムシを観察して命の神秘を実感。
- 「こんな命は神様にしか作れない」と直感し、信仰への目覚めに。
2.2 美術・表現への関心
- 芸術や美に感動し、人の心を動かす表現者になりたいという夢を抱く。
- 信仰と芸術をつなげ、「神の心を慰める」表現を志す。
3. 東大受験と信仰教育
3.1 ホワイト修・Jr. STFへの参加
- 修練会での勉強指導やお父様の御言葉から「学ぶ意義」を見出す。
- 東大を目指すことを決意し、進路を変更。浪人を経て合格。
3.2 文学部での目標
- 小説家を目指して東大文学部へ進学。
- 文章で人の心を動かし、神の心も慰めたいという動機で創作を志す。
4. 信仰深化とトップ寮生活
4.1 トップ寮での経験
- 1年生の4月からトップ寮に入り、天の父母様・誠の父母様への理解を深める。
- 特にお父様が若い頃に抱いた「ために生きる」思想に感銘を受け、自分もそのように生きたいと決意。
4.2 愛の力と人間存在の意味
- 人間の根源的な力は「愛したいという情的衝動(万有原力)」にあると実感。
- 人間は「ために生きなければならない存在」ではなく「ために生きたい存在」だと感動。
5. 対話と共感の実践
5.1 人との向き合い方
- 人の人生に深く寄り添い、共に涙する姿勢を大切に。
- 単なる表面的な同情でなく、真剣に話を聴き、共感を行動で示すよう心がけている。
6. 世代間ギャップと教会の未来
6.1 一世と二世の価値観の違い
- 昭和と令和では価値観が大きく異なり、親子間・組織内でもギャップを感じる。
- 親子での対話の不足が問題と捉え、より心が通う教会づくりを願う。
6.2 日本社会への希望
- 「老害」的価値観を超え、上の世代から良い部分を受け継ぎ、閉塞感のある日本に新風を吹き込みたいと語る。