I. 背景と主張目的
- 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の現役二世として登壇
- マスコミの「反社会的団体」「二世は被害者」という一方的報道への異議申し立て
II. 二世信者をめぐる世論と実態
- マスコミ報道例(読売オンライン7/21)
- 二世=親の意思で信仰を押し付けられた被害者と断定的に描写
- 実際の二世には
- 自らの意思で信仰を選び、幸福を感じている人も多数存在
- 当然、苦悩を抱える者もいるが、一律の“被害者像”は誤り
III. 自身の二世体験
- 育成環境と親の献身
- 両親は公職者として献身的に活動、愛情も深く注がれた
- 経済的・心情的困難
- 献金による家計逼迫、友人関係での孤立感
- 性道徳教育による自己否定・葛藤と孤独
- それでも
- 親の信仰姿勢から「誰かのために生きる喜び」を学び、恨みは抱かなかった
IV. “宿命・運命・使命”の捉え直し
- 宿命(生まれ・親・時代は選べない)を否定せず受容
- 運命(出会い・環境・試練)に挑む姿勢
- 使命(自分にしか果たせない役割)を燃やす決意
V. 社会調査データと示唆
- 東洋経済オンライン調査(770名対象)
- 二世の苦悩解消策トップ3:社会的支援/教団内部改革/周囲の理解
- 53%が「同じ立場の相談相手がいない」と回答
- 報道の影響
- 外部:カルトの一員と誤認され居場所喪失感
- 内部:親から“不信仰”の烙印を押され自尊心傷つく
VI. 真の救済と相互理解への提言
- 損害賠償や解散命令ではなく
- 教会内部・親子間・社会全体での対話と歩み寄り
- 相互理解を深め、「二世」をひとりの人間として尊重すること