このメッセージで語られた核心は、「全宗教が“親なる神(母なる存在)”の愛の下で一つの家族となること」であり、そのために宗教者自身がまず互いの壁を取り払い、信仰を超えた絆を結ぶ必要がある、というものです。
- 個人の信仰体験からの出発
幼少で父を失い、母の涙ながらの祈りに触れたことから「神への絶対的な依存」を学び、高校時代にさまざまな思想を探求したのち、統一教会の教えに出会って宗教道を歩み始めた。 - 宗教の本質=「神への委ね」と「犠牲の愛」
旧約聖書アブラハムの逸話(愛する息子を神に捧げようとした信仰)を例に、どれほど過酷な試練でも「神に委ねる清い行い」が人類の救いと世界平和につながると説く。 - 宗教和合のビジョン
宗派や教団の枠を超え、すべての宗教者が「神の子(兄妹)」として連携し、戦争や紛争を超えた真の調和社会を実現すべきと訴えた。特に「母なる神」のイメージを強調し、愛と奉仕の精神で平和を築く道を示している。