目次
🔍 主な内容まとめ
1. 山上被告の裁判は「テロリズムの是非」ではなく刑事裁判
- 本裁判は家庭連合(旧統一教会)を直接裁くものではなく、山上被告個人の殺人罪などに関する刑事責任を問う裁判。
- 裁判では被告の動機に家庭連合が影響したことは論点として扱われるが、宗教団体そのものの合法性はここでは扱わない。
2. 被告の母親の証言(弁護側証人として出廷)
- 山上被告の家庭状況が厳しかったことが語られる:
- 父親は自殺。
- 長男(兄)は失明し、のちに自殺。
- 経済的困窮。
- 母親が家庭連合に1億円近い献金をした結果、家庭が貧困に陥った。
- 母親は「自分が至らなかった」と反省し、証言冒頭で謝罪。
- 献金の動機について「夫の供養のため」であり、本人は「救いを求めていた」と証言。
📌 注目点:
統一教会側は当時、母親の要請を受けて5000万円を返金したとも証言された。
3. 裁判所と社会の取り扱いへの警鐘
- 「テロリストに名前を与えるな」といった主張に対し、動画内では「それでは裁判の意味がない」と批判。
- 憲法第38条(刑事裁判における適正手続き)を引き合いに出し、「被告の弁護も尊重されるべき」と述べる。
4. 安倍昭恵夫人の上申書(陳述書)の読み上げ
- 検察側から提出。
- 「今も夫が近くにいるように感じる」など、悲しみと静かな訴えが込められた内容。
- 被告を直接非難するものではないが、軽い量刑への牽制として提出された可能性があると分析。
🎯 解説者の主張
- 山上被告の行為は「明白なテロ・無差別殺人の危険行為」であり、同情や美化されるべきではない。
- しかし裁判は公平性が求められ、弁護側の証言も含めて冷静に判断すべき。
- 家庭連合の問題はあくまで社会的・行政的に別途扱うべき(例:民事裁判・行政命令など)。
- メディア報道は「献金部分のみを強調する傾向がある」とし、母親の謝罪や宗教的信仰動機なども公平に報じるべきと訴えている。
✍ 裁判の今後について
- 来週(2024年11月中旬)の公判では、山上被告本人の証言が予定されており、事件に対する反省や動機の再確認が焦点となる模様。

