この動画は、後藤徹氏の著書『死闘 4536日』の出版記念講演のダイジェスト版で、彼が経験した壮絶な拉致監禁の実態と、その背後にある社会的な課題について語られています。以下が要約です。
1. 拉致監禁の実態
- 後藤徹氏は12年5か月(4536日)もの間、拉致監禁された。
- 信教の自由、移動の自由、言論の自由など、あらゆる自由が奪われる生活だった。
- 監禁中は、信仰を破壊するための強制的な説得が行われた。
- 精神的な拷問により、PTSDや自殺未遂、レイプ、記憶喪失など、多くの被害者が苦しんだ。
2. 拉致監禁の背景と組織的関与
- 家庭連合(旧統一教会)の信者を標的に、宗教をやめさせるための拉致監禁が半世紀にわたり行われた。
- 日本キリスト教団や一部の反対派団体が、親を教育・扇動し、家族に信者を監禁させるシステムを構築。
- 共産党系の病院でも監禁され、精神病院で信仰放棄を迫る手法が用いられた。
- 拉致監禁は「保護説得」という名目で正当化され、法的な追及がほとんどなされなかった。
3. 法と社会の無関心
- 警察や司法は「親子問題」として対応せず、監禁した加害者が逮捕されることもほとんどなかった。
- 監禁被害者は、家族に裏切られた絶望感と、自由を奪われた精神的苦痛に長期間苦しんだ。
4. 被害者の苦悩
- 後藤氏は、監禁中に選挙権を19回奪われた。
- 家族との絆を信じたい気持ちと、監禁される現実の間で心が引き裂かれた。
- 監禁の過酷さは「魂のホロコースト」とも称され、社会がこの問題に無関心であることが強調された。
5. 社会への訴え
- 後藤氏は、拉致監禁の実態を社会に知ってもらうために著書を執筆。
- 信教の自由や人権が守られる社会を求め、声を上げ続ける必要性を訴えた。
- 彼の体験は「日本の夜と霧」とも形容され、日本国内で起きている信教弾圧の深刻さを示している。
この講演は、信教の自由や人権の重要性を問い直し、拉致監禁という隠された問題を広く知ってもらうためのものでした。