目次
◆ 概要
柴沼邦彦氏が1965年〜1970年までの信仰生活を振り返り、文鮮明氏(ムン先生)との出会い、断食と布教の日々、ために生きる愛、精誠(まごころ)の実践、共産主義との思想的戦い、祝福結婚への歩みを証しする内容。
◆ 主な内容(時系列)
【1】信仰の出発と断食の条件(00:00〜)
- 1965年2月に文鮮明師と出会い、信仰生活が本格的に始まる。
- 文師との出会いに備え、1週間の断食を決行(1月26日〜2月1日)。
- 断食中も朝の祈祷、募金活動、大学・路上での伝道を欠かさず行う。
- 約11.5kg減量し、真心と犠牲をもって出会いに臨んだ。
【2】文鮮明氏の教えと愛の実践(03:18〜)
- 文師は「どこに行っても最もその国を愛する」姿勢を持ち、「私は日本人」「アメリカ人だ」と語った。
- 信仰とは、「誰よりもその場所と人々を愛する心」であり、それを精誠(まごころ)と呼ぶ。
【3】精誠の実践:例としてマルティン・ルーサー・キング牧師の言葉を紹介(05:34〜)
- どんな仕事でも真心を込めることが信仰者の姿勢。
- 能力や学歴よりも、「ために生きる心」が信仰生活の原点であると悟る。
【4】ヤコブ路程と“敵を愛する”伝統(06:39〜)
- 統一運動は「ヤコブ路程」=敵を愛する道。
- 聖書の教え「敵を愛せよ」を実践し、与えてもなお与えたいという無私の愛を目指す。
【5】初期の開拓伝道生活(07:47〜)
- 20歳で福島教会の教会長に任命される。
- 配信回収(募金)、大学・路上伝道に励む。
- 食生活も質素で、賞味期限切れの野菜やパンでの自給自足的生活。
- 食卓は証しの場であり、喜びに満ちていた。
【6】家庭的共同体と神の家族観(11:04〜)
- 家族のような共同生活で、「神を親とする兄弟姉妹」として互いに助け合う。
- 経験も知識も不足の中、祈りを通して神の導きを求める日々。
【7】祈りの力と愛の成長(13:16〜)
- 人間関係の葛藤は、神の愛を学ぶ機会。
- 愛せない人と出会う時こそ、誠の愛を育むための訓練であると神に教えられる。
【8】音楽と信仰(15:24〜)
- キリスト教の讃美歌「人生の海の嵐」を歌いながら祈り、信仰を深めた。
- 祈りは「飢えた子が父を求めるように」切実でなければならない。
【9】共産主義との思想戦(17:36〜)
- 1968年から文師の指導で「勝共運動」が開始される。
- 共産主義は人権・命を否定するとして、宗教的信念から闘う。
- 1970年、武道館で2万人を集めた世界反共大会に参加。
【10】祝福結婚と家族の応援(23:09〜)
- 1970年、韓国で文師主催の祝福結婚式(777組)に参加。
- 妻の実家との交流、母からの励ましの手紙も紹介。
【11】家庭連合の理念(26:29〜)
- 「家庭こそが神の臨在する場所」「世界平和は家庭から始まる」。
- 世界平和統一家庭連合の歩みを理解してほしいと呼びかけ。
◆ まとめ
柴沼氏は、文師との出会いと断食を通じた出発、真心とために生きる愛、祈りと信仰共同体の力、共産主義との思想的対立を証ししながら、「家庭」を神の理想の場として位置付けている。