【上昇気流】宗教リテラシーとは何か?/世界日報20250516第1面【esst-6500】
要約:「宗教リテラシーとは何か?」
🟡 番組背景
- NHK「心の時代」シリーズの特集『解散命令で何が変わるのか』を視聴し、世界日報が論評。
- 対象は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への東京地裁による解散命令とその波紋。
🔵 主な論点
1. 偏った討論だった
- 番組司会:島薗進(宗教学者)を中心に構成されたが、出演者の主張は一方的。
- 被害者の証言や献金問題が強調される一方で、ディプログラミング(強制脱会)という重大な人権侵害には全く触れられなかった。
2. 宗教リテラシーの誤解
- 東北学院大学の川島健二教授(キリスト教牧師):
- 「宗教リテラシーが必要」としつつ、招待隠しや伝道への警戒ばかりを強調。
- 宗教への理解を深めるどころか、逆に宗教への不信感や忌避感を助長する内容だった。
3. 唯一の救い:イスラム研究者ヤネル氏の発言
- 宗教は「自分で選ぶべきもの」という日本的偏見への批判。
- 世界では宗教を親から継承するのが常識(イスラム・キリスト教・仏教など)。
- 「宗教に性(しょう)の問題がある」という言い方自体に違和感を示し、それが宗教リテラシーの欠如の表れだと指摘。
🟢 結論:宗教リテラシーの本質とは?
- 真の宗教リテラシーとは、世界の宗教文化・継承の実態を理解することから始まる。
- 偏見や国内限定の価値観ではなく、グローバルな視野で宗教の本質に向き合う態度が求められる。