以下、北村晴男弁護士(参院選2025で得票数第1位)が解散命令について語った要点です。
- 宗教全般への距離感
- 自身は宗教をあまり信じず、寄付や献金の是非を含め「宗教なんてそんなもの」とのスタンス。
- 旧統一教会(家庭連合)も個人的には「嫌い」だが、他の宗教と本質的に大きく異なるとは感じていない。
- 解散命令への「疑問」
- 東京地裁が出した解散命令は、「本当にここまで重い措置を取るほどの違法行為が累積しているのか」「他宗教とのバランスはどうか」と感じる。
- 民事上の不法行為(霊感商法など)は主に2009年以前の事例で、その後の事案は数も少ない。
- 政治的背景の可能性
- 旧統一教会が生み出した保守系組織(勝共連合)が推進するスパイ防止法案などを警戒する勢力が、教団弱体化のため“攻撃キャンペーン”を仕掛けているとの見方。
- 裁判官には関係ないものの、世論や政治的動機が解散請求に影響しているのではないかと懸念。
- 憲法上・信教の自由との整合性
- 解散命令が「信教の自由」を不当に侵害しないか、他の宗教団体との整合性・公平性が保たれているかを重視。
- 「特定宗教だけをターゲットにする手法」が憲法原則に抵触しないか疑問。
――以上のように、法曹の立場から「法的要件を満たすか」「政治的圧力やバランスを欠いていないか」という観点で“懐疑的”な見解を示しています。