- 安倍晋三氏を支えるため、旧統一教会(家庭連合)は選挙で「名簿作成」など手厚い支援を行い、自民党保守派の強力な後援団体となってきた。
- 同教団は1978~79年にスパイ防止法(当時は国家秘密法)制定運動を開始。アメリカの強い後押しもあって、共産主義勢力のスパイを警戒する国民運動として展開された。
- 一方で、霊感商法被害者連絡会(被害者の会)などが「霊感商法被害を助ける」と称して反スパイ防止法運動を展開。被害者を発掘し、「教団が政治家に資金を渡し人権侵害を行う」と批判した。
- この構図は、70年代からスパイ防止法推進派と被害者支援派の「両輪の対立」として続いており、山上容疑者の事件にまで結び付けられる誤解が生じている。
- 現在の解散請求問題や世論も、この歴史的経緯を理解せず「教団=悪」と単純化しがちであり、背景を知ることでより公平な判断が可能になる。
統一教会と被害者の会とスパイ防止法阻止?
