- 背景:1968年、文鮮明師の指導で「国際勝共連合(勝共連合)」が韓国で結成。
- 冷戦期の危機感:70年代の安保闘争や共産主義拡大への恐れから、先進各国はスパイ防止法を整備したが、日本のみ未制定の「スパイ天国」と言われ続けた。
- 制定運動の展開:70年代後半~80年代、国際勝共連合が全国的に「国家機密(スパイ)防止法」成立を訴え、世論喚起と国会への法案提出を重ねた。
- 左翼・弁護士連合の結成:1987年、共産党をはじめ左翼勢力が「スパイ防止法は表現・知る権を侵す」と反対。これを契機に、当時の反対派弁護士らが「全国弁護団連絡会(通称“霊感弁連”)」を立ち上げ、制定運動を徹底的に潰す組織的抵抗を開始。
- 現在への影響:あの激烈な攻防を知らずに現状の「解散命令請求」や「宗教弾圧・言論統制」の議論に飛びつくのではなく、まずはこの歴史的経緯──勝共連合の勧説運動と左翼・弁護士連合による反撃──を踏まえることが欠かせない。
左翼が潰したいスパイ防止法【天心】
