要約(九州有識者・宗教者シンポ)
概要
- 主催:基本的人権・信教の自由を守る福岡県民の会
- 目的:旧統一教会(世界平和統一家庭連合)への解散命令に関し、「公平・公正な裁判」を求める。
- 参加:会場約800人+サテライト会場・配信。
- 登壇:中山弁護士/福田ますみ(記者・『でっちあげ』著者)/井上慎吾(北九州市議)/砂川竜一(牧師)/田中富(家庭連合会長)ほか。
主な論点・発言(要旨)
- 手続の不公正(中山弁護士)
- 解散命令事件が「非公開審理」のまま進むのは不当。
- 裁判所は具体的事実より“推測”で不法行為を導くような認定をしていると批判。
- 近年の民事・刑事での違法認定は少ない/古いとするデータを提示し、控訴審では公開・公正な審理を求める。有識者賛同は1,000名超と報告。
- メディアと弁護士会への批判(福田ますみ)
- 「悪魔化」「結論ありき」の報道が司法判断にも影響していると指摘。
- 原告主張の立証が弱い段でも認容される傾向、裁判官が世論を過度に意識している事例を紹介。
- 政治的メッセージ(井上慎吾)
- 相互扶助や「愛」を基調とする社会観を強調。レッテル貼りに反対。
- 宗教的メッセージ/反共(砂川竜一)
- 家庭連合を反共の最前線と評価し、信徒に自尊と奮起を促す。
- 国際情勢との連関(田中富・会長)
- 事件直後や地裁決定後の中国系メディア/反邪教団体の反応を挙げ、日本の決定が国際的“反カルト”連携に利用されていると主張。
- 職員アンケ(約1,200)集計として、**住居契約拒否(約35件)・ローン等(約15件)・家族への差別(約26件)・通院を要する精神的不調(十数件)**など不利益事例を報告。
- 2世の当事者発言(小林舞)
- 利他・家族・結婚(祝福式)への価値観を語り、差別や誤解の是正を訴え。
- 会場と「解散命令に反対」「公正審理を」などコール。
締め
- 登壇者一同、控訴審での公開・公正な審理と、信者・家族への偏見や実害の是正を求めて終了。ラリー行進へ。