安倍総理暗殺事件・山上裁判、「ビデオメッセージ」と統一教会・友好団体「UPF」、国連憲章の「敵国条項」【山上主義者の印象操作】(2025年12月1日)【三津間弘彦氏】


目次

✅ 3行要約

  1. 安倍元総理のUPF宛てビデオメッセージを「統一教会との癒着」とする山上主義的な言説は、事実ではなく印象操作に過ぎないと批判している。
  2. UPFは国連から最上位ランクのNGO資格を与えられた団体であり、安倍氏は「国連が認めたNGOだから」という理由でメッセージを送ったに過ぎず、金銭の授受説(5000万円)はほぼデマであると説明する。
  3. 安倍・自民・統一教会だけを激しく叩き、UPFを認めた国連への批判がほとんどないのは、国連の権威(敵国条項など)を否定すると反日ナラティブの根拠が失われるからであり、山上主義の論理は偏向・誹謗中傷だと指摘している。

🔽 階層的要約(レベル別)

🔵 レベル1:全体像

安倍元総理のUPF宛てビデオメッセージを「統一教会との癒着」だとする山上主義的な言説は、

  • 国連が認めたNGOという事実と
  • デマ同然の金銭授受説
    を無視した偏向した印象操作であり、その背景には「国連の権威を絶対視したい勢力」の存在がある、という問題提起。

🔵 レベル2:中位要約(テーマ別)

① ビデオメッセージと「癒着」論の問題点

  • 山上被告は「ビデオメッセージで統一教会が社会的に認められてしまう」と感じたと証言。
  • メディアや一部ジャーナリストは、
    • 「安倍は統一教会系団体にビデオメッセージ」
    • 「UPFが安倍に5000万円支払った」
      という話を組み合わせて「癒着」イメージを作ってきた。
  • しかし、5000万円説はUPF側が否定し、証拠も出ておらず、名誉毀損訴訟になっている → ほぼデマと見なせる。

② UPFと国連の関係

  • UPFは
    • 国連経済社会理事会(ECOSOC)の「総合協議資格」を持つ
    • 国連が最上位ステータスを与えた国際NGO
  • 各国政府と公式に連携し、国際会議を開催できる位置付け。
  • そのような団体に一度ビデオメッセージを送っただけで「癒着」というなら、
    • 「国連こそ統一教会の超巨大広告塔」という話になってしまうはずだが、誰もそこは批判しない。

③ なぜ国連は批判されないのか

  • ネット上には
    • 「自民党は壺に乗っ取られている」
    • 「安倍は壺の信者だ」
      というコメントは多いが、
    • 「国連が壺に乗っ取られている」
    • 「国連事務総長は壺の信者だ」
      という類の批判は見たことがない。
  • 理由として話者が挙げるのは:
    • 国連の権威を否定すると、「国連憲章の敵国条項」を根拠にした対日非難(反日ナラティブ)が維持できなくなる。
    • 特に中国は、形式的には失効方向と言われてきた敵国条項を、いまだ「有効」と主張し、日本への圧力の理屈に使おうとしている。
  • だからこそ、安倍・統一教会は叩くが、UPFを認めた国連そのものは叩かない、という奇妙な構図になっている。

④ 山上主義者・印象操作への批判

  • 話者の定義する「山上主義者」
    • 安倍のビデオメッセージ1回
    • 統一教会系政治団体の選挙協力
      などを理由に、「安倍=統一教会の広告塔」「自民は壺に乗っ取られた」と決めつける人々。
  • しかし、同じ理屈なら「UPFを認定した国連こそ最大の広告塔」になるはずなのに、その点は完全に無視。
  • これ自体が偏向した視点であり、
    • 山上被告を擁護し
    • テロを相対化・正当化する
      ナラティブになってしまっていると警鐘を鳴らす。

⑤ 結論・視聴者へのメッセージ

  • 安倍元総理のビデオメッセージを根拠に「統一教会と癒着」と主張するのは、
    • 事実ベースではなく
    • 印象操作・誹謗中傷であり、
      山上主義的な洗脳の影響と考えるべき。
  • 「何を言うか」だけでなく「何を言わないのか(国連批判の欠如)」を見ることで、
    • 山上主義的言説の偏りと
    • その背後にある国際政治的文脈(敵国条項など)
      が見えてくる。

🔵 レベル3:さらに細かいポイント(メモ用)

  • 山上供述:ビデオメッセージで「統一教会が社会的に認められてしまう」と感じた。
  • 鈴木エイトらの主張:
    • UPF→安倍へ5000万円支払い説(UPFは否定・証拠無し・名誉毀損訴訟中)。
  • 話者の評価:
    • 金銭癒着説は「ほぼデマ確定」。
    • 安倍がUPFにメッセージを送った理由は「国連が認めたNGOだから」。
  • 国連批判の欠如:
    • 安倍=壺、LDP=壺支配、というコメントは多数。
    • しかし「国連=壺」は皆無 → 国連の権威は絶対視。
  • 国連憲章・敵国条項:
    • 中国大使館が「敵国条項には日本を安保理抜きで攻撃できる条項が残っている」と発信。
    • 形式的には1995年以降に失効方向と言われてきたが、中国は「まだ有効」として対日圧力の理屈に利用。
  • 論点の結び:
    • 安倍・統一教会だけを悪魔化し、国連を免罪する構図は、
      国連権威・敵国条項に依拠した反日ナラティブを守るための選択的批判。
    • その影響を受けた山上主義的言説は、テロ行為を間接的に擁護している危険なものだと強調。

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