第20回 現代のホロコースト~知られざる統一教会信者に対する宗教迫害「問題解決のための取り組み(9)」ナビゲーター:魚谷俊輔

  • 00:00 – 01:05
    魚谷俊輔氏は、統一教会(家庭連合)信者に対する“拉致監禁・強制改宗”は違法な人権侵害でありながら日本で黙認されていると指摘。欧米ではすでに過去の問題となっているため、「21世紀の先進国・日本で続いている」事実に国際社会は驚愕していると述べる。
  • 01:05 – 02:10
    問題を周知させるため、米国国務省・連邦議会や国連人権理事会で訴えてきた経緯を説明し、今回から“国際会議での取り組み”をシリーズで報告すると宣言。
  • 02:10 – 03:18
    情報発信に利用できる学術団体は2つ――①新宗教研究センター(CESNUR:セスナー)、②国際カルト研究協会(ICSA)。ICSAは批判的、CESNURは新宗教に客観・公平な立場と位置づける。
  • 03:18 – 05:28
    CESNURの概要と代表研究者を紹介:創設者マッシモ・イントロヴィーニェ(伊)、洗脳否定研究で著名なアイリーン・バーカー(英)、ジョージ・クリサイディス(英)など。彼らは欧米で強制回収終焉に貢献した学者と評価。
  • 05:28 – 07:39
    学者の代表的著書を列挙し、統一教会を「自由意思で信仰を選ぶ」と結論づけたバーカーの調査などを紹介。客観的研究が邦訳される例は少ないと強調。
  • 07:39 – 09:49
    2010年9月、イタリア・トリノ大学で開かれたCESNUR国際会議に日本側が初参加。セッション司会はクリサイディス、ダン・フェファーマン(ICRF会長)が発表、拉致監禁被害者・五藤徹氏が証言(通訳は魚谷氏)。
  • 09:49 – 12:01
    反対派の山口貴士弁護士が会議に突如現れ「統一教会の主張は裏付けがなく、報道も関心を示さない」と反論。フェファーマンは「日本のメディア偏向と学者のキャリアリスクが原因」と応酬し、FORREF代表ピーター・ゾーラーも「東京での事実調査で言論の独立性欠如を確認」と援護。
  • 12:01 – 14:10
    山口弁護士は感情的に発言を遮る場面もあり、結果的に“日本の対立構図”を参加学者へ可視化。会議の中心テーマの一つとして注目度が高まったと魚谷氏は回顧。
  • 14:10 – 17:23
    イントロヴィーニェ氏との私的対話:日本で検察が起訴しないのは奇妙、欧州では13世紀の修道女拉致案件以来「子どもの宗教的権利」を議論してきた歴史があるが、日本には伝統的議論が欠如していると指摘。9月12日にはトリノ統一教会で礼拝と証言を行い、信者に強い感銘を与えた。今後の国際会議参加の歩みは次回報告予定。
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