目次
発言者:小嶌希晶さんの立場
- 信徒の人権を守る二世の会 代表
- 現役の家庭連合信者2世
- 宗教信者の人権と信教の自由を社会に訴える活動を展開
🟦 主な内容と論点
① 安倍元首相銃撃以降の社会的バッシングと現役信者の苦悩
- 事件以降、教会・信者への過剰なバッシングに直面。
- テレビも見られず、生活への悪影響が大きかった。
- メディア報道との乖離に戸惑いを感じる。
② 経済格差・家庭状況の多様性
- 「全員が貧困ではない」「工学献金による生活困窮」は一面的。
- 学費は奨学金で対応できる。東大卒業の2世も複数いる。
- ただし、母のように過剰な献金で家庭に支障をきたす例は実在。
③ 信仰と説得の困難性
- 母の信仰を変えることは極めて困難だった。
- 「パンをあげるのではなく、パンを作る工場をつくっている」と語る母の言葉に、小嶌さんは説得を断念。
- 人の信仰は命よりも重く、外部から強制的に変えるのは難しい。
④ 宗教虐待報道への疑問
- 宗教虐待の実態調査結果:47件(全宗教を含む、2022〜2023年)
- 児童虐待全体(年間20万件)と比較しても、0.01%程度。
- 数字と報道内容の乖離に「社会問題化の必要性」に疑問。
⑤ 超宗教的な連携・交流
- 他宗教2世との交流を進めている(「超宗教」がキーワード)。
- 「宗教=悪」という空気への危機感を共有する者同士が連携。
- 家庭連合の2世が「開かれている」と他宗教2世からも評価。
⑥ シンポジウム・識者交流・メディア対応の取り組み
- 有識者との100通以上の直接交流に成功。
- メディアにも積極的に登場し「普通の信者」の姿を見せる。
- メディアは敵ではなく「うまく連携すべき存在」と捉える。
- シンポジウム参加者へのバッシングや仕事喪失例も。
⑦ 教会からの金銭的支援は辞退
- 「独立性」を守るため、教会からの支援は一切受けない。
- 操り人形にはならないという強い信念。
⑧ 差別・排除の実態
- 墓地の撤去、教会バレによる退職・不登校、暴言・脅迫、2世の自殺など、深刻な人権侵害の実例が複数報告されている。
⑨ 結語:実力と知識が信仰を守る鍵
- 現代の日本で信仰を守るには**「実力」「知識」「情報発信」**が不可欠。
- 「ボーッとしてたら潰される」との危機感。
- 信教の自由を守るため、10年・20年・30年スパンの長期戦として捉えている。
🟨 小嶌さんの核心的メッセージ
- 「家庭連合=悪」の一元的な認識を否定し、信者側の実情を知ってほしい。
- 「信仰を理由とする人権侵害」にもっと目を向けてほしい。
- 自らの信仰を守るため、そして宗教を排除する風潮に抗うため、行動と発信を続けていく。