UPFの組織構造
- 国際本部(UPF International)、日本支部(UPF‐JAPAN)、広島支部(広島県平和大使協議会)という三層構造。
国連NGOとしてのランク
- 経済社会理事会(ECOSOC)総合協議資格を持つ、6343団体中142団体だけの最上位カテゴリのNGO。
歴史的背景と位置づけ
- 冷戦期は共産主義と戦う運動が中心。ポスト冷戦期以降、多様な「世界平和」を名乗る団体を束ねる“傘組織”として発展。
活動の3大テーマ
- 宗教・民族対立の激化への対応
- アジア・日本の安全保障危機
- 家族崩壊と無縁化の問題
ビジョンとゴール
- ビジョン:「One Family under God」(神の一家族世界)
- ゴール①宗教間対話・協力の促進(長宗教議会設立)
- ゴール②日米韓連携によるアジア太平洋の平和繁栄
- ゴール③家庭の価値擁護と伝統文化の再興
代表的国際会議・事業
- ワールドサミット(2019韓国、2018セネガル・ネパールほか)、国際指導者会議(ILC)、日米韓議員懇談会、オンライン希望前進大会(2020〜)。
安倍元首相のビデオメッセージ問題
- UPF主催の希望前進大会への祝辞送付が「賛美」「金銭授受」などと歪められて報道されたため、UPF‐JAPANが名誉毀損で訴訟中。
家庭連合との関係
- 創設者は同一だが、家庭連合は信徒育成・伝道が目的、UPFは宗教的理念に基づく社会貢献(FBO)団体で役割が異なる。