金沢講演 谷垣禎一氏がスパイ防止法を潰した?参議院法制局作成資料、等【参議院議員 浜田聡氏】


目次

1.講演の前半:選挙活動と実績アピール

  • 浜田哲参議院議員が金沢市で講演。YouTube生配信も実施。
  • 2023年3月の参院予算委での「共産党批判質問」が大きな反響を呼び、チャンネル登録数が約2倍に増加。
  • 石川県では比例2枚目に「浜田哲」、選挙区1枚目に「小沢正」を記入して応援を呼びかけ。
  • NHK党は全国45選挙区すべてに候補者を擁立。ポスターには「殺されかけた」際の包帯写真を使い、「メディアと命がけで闘う姿勢」を強調。

2.「スパイ防止法」への期待と自身の関わり

  • スパイ防止法は現在、与党内外で再び注目の的に。
  • 浜田氏は国会議員就任直後、参議院法制局に「自民党が1980年代にまとめた法案」を持ち込み、問題点や検討事項を整理した資料を作成依頼。
  • その資料を自身のブログで公開し、ライブの概要欄からダウンロード可能にしている。

3.参議院法制局の役割と資料の中身

  • 参議院法制局:国会議員が法案作成を依頼すると、立法技術的な観点から検討・助言を行う専門部門。
  • 資料に挙がる主な検討ポイント:
    • 定義・対象範囲: “防衛秘密”の範囲が、特定秘密保護法より広いことへの立法趣旨の説明が必要。
    • 罰則規定:懲役3年以上などの重い刑罰を科す場合、報道活動とのバランス(報道目的の扱い)が課題。
    • 特定秘密保護法との整合性:明確な要件設定の有無など、既存法制との調整が求められる。

4.1986年の成立断念プロセス──谷垣禎一氏の“突入”エピソード

  • 1986年5月、自民党総務会の最終決定目前まで進んでいたスパイ防止法案が、総務会長・宮沢喜一氏ら臨席の場に谷垣禎一氏(当時総務会外)と白川勝彦氏が乱入し、法制要件の曖昧さを指摘。
  • 宮沢総務会長が即座に「再審議」と指示し、成立が見送られた。
  • 当時の議連や地方議会決議、デモ運動などの支持基盤にもかかわらず、党内“伝統的リベラル”勢力の反対で潰された歴史的経緯が、出版物の証言をもとに紹介される。

5.今後の展望と呼びかけ

  • スパイ防止法再成立には、自民党内の理解醸成と議連の結成が不可欠。
  • 当時のプロセスを踏まえつつ、与党・野党の議員や地方議会、支援者との連携強化を図る必要性を強調。
  • 資料へのリンクや関連書籍を活用し、関心ある市民の学習・支持を呼びかけて締めくくり。

この講演では、浜田氏の選挙戦術的実績紹介から、参議院法制局資料を活用したスパイ防止法再成立への具体的課題整理、そして1986年に谷垣氏らによって法案が潰された歴史的証言まで、一連の流れを示しながら「今こそ再挑戦すべき」というメッセージを伝えています。

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