「安倍3代と統一教会 半世紀余りの“組織的関係”」要約
- 発端と初期の関係
- 1950年代後半、岸信介元首相と笹川良一氏が接触し、統一教会(教団)との関係が始まる。
- 笹川氏は岸氏に教団への協力を依頼、南平台の岸邸近くに教団本部が置かれる。
- 背景には、冷戦期の反共産主義という共通目的があった。
- 組織的な政治支援の始まり
- 1960年代後半〜1970年代、国際勝共連合を通じ政治活動を展開。
- 1978年京都市議選で共産党候補を落選させ、組織力を政治に示す。
- 1986年衆参同日選挙で自民党候補130人を当選させるなど、大規模な選挙支援を実施(「信者40人で1人当選」発言)。
- 安倍晋太郎氏の時代
- 選挙の厳しさから教団との結びつきを強化。
- 勝共連合会合で選挙支援への感謝を表明。
- 1990年代、合同結婚式などが社会問題化し、政治家は表面的に距離を置く。
- 安倍晋三氏への継承
- 父の死後、安倍晋三氏が地盤と教団とのパイプを引き継ぐ。
- 官房長官時代から教団関連行事に祝電を送付。
- 2013年参院選前、教団幹部と面会し選挙支援を受けたとされる。
- 事件と関係断絶
- 2022年、教団関連団体イベントでの安倍氏の映像が山上徹也被告を刺激し銃撃事件に至る。
- 事件後、大手メディアが初めて関係を本格的に報道。自民党は関係断絶を宣言。
- しかし支援を受けた政治家たちは沈黙を続けている。