【対談】でっちあげ原作者が語る裏話【信者の人権を守る二世の会】
3行サマリー
- イベントは「二世の会」の活動報告と作家・福田ますみ氏のトーク。安倍元首相銃撃後の一方的報道に対し、当事者側の発信を後押しした経緯が語られた。
- 福田氏は、全国弁連や報道の姿勢に疑義を呈し、「拉致監禁」問題の周知不足や教団側の対応不足にも言及。
- 映画『でっちあげ』の制作裏話(キャストの現場の様子、法廷シーンの撮影など)も披露された。
詳細ポイント
- 二世の会の発信のきっかけ
- もともと内向きだった発信を、福田氏の「あなたたちが立ち上がらなければ」という叱咤で本格化。6回の公開イベントを実施。
- 他宗教二世とも交流し、教義や祝福結婚への評価など“外部の肯定的視点”を紹介。
- メディア環境への問題提起
- 安倍元首相銃撃後、統一教会関連は“100%バッシング”状態だったと振り返り。
- かつては信教の自由を擁護していた論者が態度を変えた点や、過激な言辞がテレビで流通した点を疑問視。
- 全国弁連の「正体」や動機に踏み込んだ報道が欠けていると主張。
- 「拉致監禁」問題
- 関与を自己申告した人物の数(数百~千超の証言)に触れ、被害の大規模性を示唆。
- 初期は救出の法的対応もあったが、マンション監禁化などで追いつかなくなったとする説明。
- 国内での周知・政治的働きかけの不足を悔やみ、「守りの対策」中心だった点を反省材料として挙げた。
- 福田ますみ氏のスタンス
- 「報道と事実のズレ」を感じる案件では“書かずにいられない”と語る。
- 批判やリスクはあったが、公益性を根拠に検証を進めたという立場。
- 映画『でっちあげ』の裏話
- 撮影所での法廷シーン見学、監督・主演陣の丁寧な役作りや現場の空気感を紹介。
- 実在モデルとの外見・雰囲気の違い、演者の没入ぶりなどをエピソードで披露。
- 会場Q&A・締め
- 参加者からの質問に応じた後、じゃんけん大会など交流企画で終了。
位置づけ(この動画が訴えること)
- 二世当事者の“自発的発信”の経緯と意義
- 報道・法制度形成過程の検証の必要性
- 「拉致監禁」問題の再検討と、教団側の危機対応の課題整理
- 映画化による社会的関心の喚起