日本教について イザヤ・ベンダサン【小笠原家庭教会】
概要
- 山本七平の筆名イザヤ・ベンダサンの枠組みを使い、「日本教」=日本人が無自覚に共有する規範意識について解説する動画。
- これは教祖や教義のある宗教ではなく、**日本社会に通底する“共通意識”**を指すと位置づけ。
核心ポイント(話者の主張)
- 人間中心/人としてどうか
善悪の観念より「人としてのふるまい」「共同体の和を壊さないか」が強く問われる。
- 二人称の関係観
絶対者と個人の一対一より、人と人の相互関係(対話)を基盤にしやすい。
→ その分、一神教は日本社会に馴染みにくい側面がある。
- “空気”の支配(山本七平『空気の研究』)
いったん社会の「空気」ができると、それに抗う言説を排除しがち。
例として家庭連合への一色のバッシングを挙げ、異論が報じられにくい状況を指摘。
- 日本教=上位互換の枠
キリスト教・仏教・神道なども、日本では「日本教〇〇派」のように包摂されて理解されやすい。
そのため、純粋な一神教的枠組みは広がりにくい。
- 含意
家庭連合の解散命令問題は、一宗教の是非にとどまらず、「日本教」という文化的特性を映す鏡としても考え得る。
まとめ
- 日本社会には、和を守る規範・空気の同調圧力・人間関係中心の倫理が強く働く——という分析枠を紹介。
- それを踏まえると、現在の宗教報道や世論形成の動きも構造的に読み解ける、というのが動画の結論です。