要約
この動画では、統一教会信者に対する拉致監禁・強制改宗の実態を解説し、それが組織的に行われていることを指摘している。第1回では強制改宗の基本的な説明が行われたが、今回は反統一教会運動の3つの勢力の構造について詳しく解説している。
1. 反統一教会運動の3つの勢力
日本における反統一教会運動は、異なる動機を持つ3つの勢力が共通の目的で連携していると説明。
- キリスト教牧師(規制派のキリスト教団体)
- 統一教会を「異端」と見なし、「正しい信仰へ導く」ために拉致監禁による脱会説得を行う。
- 1966年に森山聖人牧師が初めて拉致監禁を実施。
- 1976年に「異端対策セミナー」を開催し、他の福音派牧師に拉致監禁の手法を伝授。
- その後、多くの牧師(船田武夫、高沢守、松永安、村上密ら)が拉致監禁を行うようになる。
- 反対父母の会
- 「洗脳されている」と信じる家族が、子どもを取り戻すために活動。
- メディア報道により不安を煽られ、組織的に動員される。
- 1973年に正式に発足。初代会長五藤富五郎は、精神病院に信者を強制入院させる手法を推奨。
- 1980年の鶴ヶ丘病院事件では、信者が違法に強制入院させられたため裁判となり、釈放命令が出た。
- 左翼勢力(共産党・旧社会党)
- 統一教会が反共活動を行っていたため、思想的対立を背景に敵視。
- **全国霊感商法対策弁護士連絡会(被害弁)**が統一教会の訴訟を主導。
- 1997年には、反統一教会勢力が連携し**『統一協会合同結婚式の手口と実態』**を出版。
→ 著者として「被害弁」「キリスト教団体」「反対父母の会」の3組織が名を連ねる。
2. キリスト教牧師による拉致監禁
- 最初に拉致監禁を始めたのは、森山聖人牧師(日本イエス・キリスト教団)。
- 彼の影響で多くの福音派牧師が拉致監禁を実施。
- さらに、**リベラル派の牧師(左翼思想と結びついた勢力)**も登場。
- 橋本佐内、杉本誠、浅尾法博、川崎京子らが代表的。
- これらの牧師は、反戦運動や天皇制反対運動など左翼的な活動とも連携。
3. 反統一教会運動の活動の実態
- 高沢守牧師(「包丁牧師」と呼ばれる)
- 800人以上の信者を脱会させたとされる。
- 監禁中の信者に**「信仰を続けるなら包丁で自害しろ」**と発言。
- 1999年、監禁事件で告訴されるも不起訴処分。
- 高山正治牧師(倉敷栄光教会)
- 「カルト救出カウンセラー歴25年」と自称。
- 大学職員と連携し、大学生の脱会活動を実施。
- 監禁中の女性信者に**「ヤクザをやっていた。出るなら足を一本置いていけ」**と脅迫。
- 宮村峻
- 広告代理店社長でありながら、脱会説得に深く関与。
- 監禁された信者たち(五藤徹、鳥海豊、小出博)の証言により**「威圧的でヤクザのような態度」**だったことが明らかに。
4. 反対父母の会の活動
- 1967年、朝日新聞が「親なき原理運動」と報道し、親たちが不安を抱くようになる。
- 反対父母の会の役割
- メディアを利用し、統一教会の悪評を社会に広める。
- 信者の家族に**「子どもが洗脳されている」と警告**し、不安を煽る。
- 牧師や脱会屋(プロの脱会業者)を紹介し、拉致監禁へ誘導。
- 監禁された信者が脱会すると、新たなターゲットを見つけ、次の信者の拉致監禁を計画。
- 精神病院を利用した拉致監禁
- 1970年代、統一教会信者を精神病院に強制入院させる手法が取られた。
- 1980年の鶴ヶ丘病院事件で違法性が認められ、以降はマンションやアパートで監禁が行われるように。
5. 反統一教会運動の組織的な連携
- 反統一教会運動は、個々の家族の問題ではなく、組織的な宗教弾圧であると主張。
- キリスト教牧師、弁護士、父母の会が連携し、統一教会を壊滅させるための活動を展開。
- 具体的には:
- マスコミが悪評を報道し、世論を形成
- 親の不安を煽り、監禁を実施
- 監禁・説得後、裁判を起こし、弁護士が報酬を得る
- 弁護士がマスコミに情報を流し、さらなる社会不安を作り出す
- 次の信者をターゲットに、新たな拉致監禁が行われる
このようなサイクルが完成し、統一教会信者への迫害が組織的に続いていると指摘している。
まとめ
この動画では、統一教会信者に対する拉致監禁・強制改宗の構造を説明し、反対運動が単なる個別の家族の問題ではなく、キリスト教牧師、左翼勢力、弁護士、マスコミが組織的に連携していることを指摘。
また、反対父母の会が実際には思想的な目的を持つ組織であり、統一教会の壊滅を目的としていることを強調している。