【35年前に東京で起きた統一教会信者拉致事件の実行犯は元警察官たちだった】
岩本龍弘note 2024年10月2日 22:36 監禁された統一教会の信者が警察に助けを求めても助けてもらえなかった理由がわかりました。警察が共犯者だったからです。
1989年9月10日に東京駅近くで起きた統一教会信者に対する拉致事件は、元警察官たちによる犯行であったことが、被害者からの手紙によって明らかになりました。私に手紙をくださった被害者のKさんは、1982年に統一教会に入信し、一信徒として、1983年から約25年間、国際勝共連合の事務局職員として東京、神奈川で活動してこられました。
Kさんは1989年9月10日に、上京して来る父親と東京駅近くで会って、勝共連合主催の板門店視察ツアーの案内をする約束をしていました。会った瞬間に、何者かに拉致され、あっという間にワゴン車に押し込まれたそうです。ワゴン車は夜通し高速道路を走り続けました。Kさんは料金所で声を上げようとしましたが、ガムテープで口を塞がれたため、声を上げることができませんでした。
Kさんは深夜に大阪のマンションに監禁されました。以後50日間にわたって外に出ることができず、強制脱会を迫られました。この強制脱会の中心となった牧師は、吹田聖書福音教会の高木慶太牧師でした。Kさんの父親は森山諭牧師にも相談に行っていました。Kさんの両親は一緒に教会に通うようになっていました。両親が相談に行ったのは、神戸真教会の高澤守牧師、神戸ルーテル青谷教会の尾島淳義執事でした。さらに日記には、村上密牧師、宮村峻氏の名前もあったそうです。
Kさんは20日ぐらい経過した頃に、脱会すると宣言して両親を安心させるように努めました。50日が経過した頃に、新聞を買って来ると言って外に出て、そのまま脱出することができたそうです。
Kさんの手紙によると、Kさんを拉致する計画を立てたのは、株式会社日本シークレットサービスという民間の要人警護会社です。この会社の役員の多くは、警察庁からの天下りです。社員もほとんどが元警察官です。
Kさんによると、事件の前に、現職の蒲田署の公安の担当者が、太田区の国際勝共連合の事務所にKさんがいることを確認するために、事務所を訪問していたそうです。その時、3人で訪ねてきたそうです。その内のひとりが拉致実行の担当者だったとKさんは推測しています。
Kさんの父親の1989年の日記を以下に抜粋します。日記の中で、◯◯というのはKさんのことです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7月17日 吹田聖書福音教会の高木慶太牧師の車に乗せていただいて千里春日台の公団住宅を見に行った。(監禁場所)桃山台駅さらに南千里駅から同じ距離、4号棟の609号室が適当と判断する。
7月24日 月 堀さんと面談、勝共のことは知っていた早速蒲田署の公安に電話を入れてくれ。青木ビルには7名くらいがいるとか今後も相談祈ってくれるとのこと。
7月30日 日 芦屋川教会へ村上密師の話を聞く、すでに200名を超す救出体験から、自信にあふれていた。
8月24日 木曜 上京 アメ横センタービル5階の石崎氏を訪ねた。さすがに勘所の話をされる方、関根氏来所され紹介された、元公安担当の少壮気鋭の方のもと、所謂民間のSPの元締めのようなお仕事をしておられるとのこと早速具体的に提案を頂く。1週間くらい◯◯のことを調査してその後に具体的な計画書を出す、東京で保護して大阪まで届けることを請け負うとそれ相当の費用がかかると、すべてをお任せするのがよいと判断して依頼す。
8月25日 金曜 関根氏へ◯◯の写真を速達で送った。石崎氏へ電話を入れ9月に決行したというと当然そうするように関根氏に指示すると言ってくださり踏ん切りがつく。
8月26日 妻の弟が救出を他人に依頼したことについて心配してよく調査してからにした方がよいと行ってきた。
8月29日 火 関根氏よりファックスで計画書が提出されたすべての経費と報酬を一括して300万円と提示されたので了承した。
9月3日 監禁する部屋の準備、後藤隆さんへ電話し貴重な体験談を聞く。
9月4日 関根氏より電話あり、10日に決行と決定する 9月5日 ◯◯に電話する10日の午後7時に東京駅近くの富士屋ホテルで会うことを約束した。韓国への勝共ツアーの案内のことらしい、いよいよ前進だ。
9月8日 金 上京 関根氏と銀の鈴で待ち合わせ、富士屋ホテルの実地調査をして、三宅坂の下にある日本シークレットサービス(株)を訪ね社長の武下氏と面談、この一件を依頼するメンバー5名を決定した、皆さんたくましい体の持ち主で警察官出身者ばかりなので確実にこの一件は実行できると信じて安心した。橋詰さんがお任せくださいと、関根さんも励ましてくださった。
9月10日 上京 午後5時に集合する、日本橋のビル街の空き地で模擬訓練する。 7時半になり、◯◯がにこにこして近づいてきた。2メートルくらいまで近づいたときにはもう何が何だかわからないまま車の中に飛び込んでいた。彼のわめく口を抑えかけた。 やかましく文句を言っていたが東名に入る頃にはおとなしくなっていた。
9月11日 車中は6時間全くの沈黙だった。午前2時に到着、部屋に入った、親戚がいてくれたのでよかった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Kさんの父親の日記の抜粋は以上です。拉致事件の実行犯は元警察官たちでした。これが法治国家であるはずの日本の実態なのです。
【動画要約】
以下は、2024年2月14日に開催された後藤徹氏の自伝『死闘』出版記念講演会での、岩本龍弘牧師(ドラゴン牧師)と中山達樹弁護士の祝辞の要約です。
1. 岩本龍弘牧師(ドラゴン牧師)の祝辞
- 出版への祝意:
後藤徹氏の自伝『死闘』の出版を心から祝福し、主催者への感謝を述べた。 - 自身の経験:
岩本牧師は日本キリスト教団に属していたが、同教団が「反日左翼」の活動に関わっていると気づき、7年前に離脱。
この事実を「日本キリスト教団 左翼の温床」という動画で暴露した。 - 左翼勢力の危険性:
左翼活動家が、あたかも「素晴らしい牧師」のように振る舞い、信者を欺いていると指摘。
自身は「モーセに導かれたイスラエルの民のように、サタンの支配する世界から脱出できた」との信仰的確信を示した。 - 警告と提言:
- 家庭連合の信者に対し、既存のキリスト教会や牧師に近づかないよう警告。
- キリスト教会が拉致監禁を犯罪と認めるまで、和解や交流は控えるべきと訴えた。
- 信仰的メッセージ:
「敵を愛せ」という教えは、加害者に味方して被害者を見捨てることを意味しないと強調。
文鮮明総裁も『真の御父母様の生涯路程』の中で、「加害者には損害賠償を請求せよ」と述べていると引用。 - 拉致監禁問題の解決への決意:
後藤氏の著書にある「この問題は終わっていない」という言葉に共鳴し、被害者の名誉回復と損害賠償の実現を訴えた。
2. 中山達樹弁護士の祝辞
- 裁判での勝利:
2024年1月31日に行われた後藤徹氏の名誉毀損裁判で「完全勝訴」を勝ち取ったことを報告。
控訴審や最高裁に進んでも勝訴が覆る可能性はないと説明。 - 後藤徹氏の体験と裁判の重要性:
12年5ヶ月にわたる監禁生活が「引きこもり」や「精神的問題」として誤認されることがあったが、裁判を通じてその誤解を正すことができた。 - 国際社会の反応:
ワシントンD.C.でのIRF(国際宗教自由サミット)で田中富弘会長が発信した内容が、国際社会に強いインパクトを与えていることを強調。
海外の宗教界・人権団体も日本の拉致監禁問題に関心を寄せている。 - 今後の展望:
誤った情報を発信する勢力に対し、「声を大にして間違いを正していく必要がある」と呼びかけ、参加者に協力を求めた。
3. 総括
- 拉致監禁問題は未解決であり、被害者の救済と社会的認識の改善が急務である。
- 信仰の自由を守るため、国際社会への働きかけや国内での啓発活動を引き続き進める必要がある。
- 家庭連合の信徒たちは、引き続き信仰を堅持し、加害行為に対しては法的手段を用いて対処すべきである。
講演会は、拉致監禁被害者への理解を深め、再発防止と信仰の自由を守る決意を新たにする場となった。