目次
① 山上事件と「虚構の安倍像」
― 裁判で明らかになった認知形成の核心 ―
- 山上被告は裁判で、自身の世界観形成に強く影響した情報源を明言
- 「安倍=統一協会の黒幕」という像は事実ではなく、作られたナラティブだった
- 事件理解の前提そのものが、裁判によって大きく書き換えられた
② 最大の情報源は「やや日刊カルト新聞」
― 憶測が“事実”として刷り込まれた構造 ―
- 山上被告は「最もよく見ていたサイト」として同紙名を明確に証言
- 安倍氏と韓鶴子総裁の“会談構想”など、刺激的記事を事実として受容
- 情報を批判的に読めず、妄想的ナラティブとして内面化した可能性
③ メディア報道の決定的な差
― なぜ朝日新聞は“伏せた”のか ―
- 共同通信は裁判での「やや日刊カルト新聞」言及をそのまま報道
- 朝日新聞は同日報道で、その核心部分を意図的に省略
- 情報選別が世論形成に与える影響が浮き彫りに
④ 情報環境が生んだ「平成版・陰謀劇場」
― フィクションが現実を破壊する瞬間 ―
- 家庭崩壊の怨恨だけでは説明できない、政治的・思想的に整った物語
- 三流陰謀論的ナラティブが、現実の行動動機へと転化
- 情報が“燃料”となり、取り返しのつかないテロへ暴走
⑤ 「正義の味方」は本当に正義だったのか
― フタを開けたら「勘違い」だった現実 ―
- 家庭連合は加害者ではなく、誤情報による被害者側の側面も持つ
- 拉致監禁などの深刻な人権侵害が「正義」の名で覆い隠されてきた
- 問われるべきは、物語を作り、拡散し、止めなかった側の責任

