拉致監禁被害者インタビュー / 美馬秀夫(徳島市議)❎ 福田ますみ(ノンフィクション作家)【全国拉致監禁・強制改宗被害者の会】

強制入院・薬物投与の手口(00:00–02:12)

  • 親族と五藤富五郎氏の指示で、ロープや鎖で縛られ眠らせられた上で車に押し込まれ、神戸経由で「鶴ヶ丘病院」などの精神病院へ連行。
  • 入院中は扉に鍵をかけられ、睡眠薬混じりの薬を強制的に飲まされ、月額50~60万円の高額費用を請求された。

被害者の証言と弁護士調査(00:00–01:07)

  • 徳島市議・美馬秀夫氏(当時73歳)は、親族の依頼で精神病院に連行されるも、無所属で市議選に出馬し当選。
  • 弁護士・上田直吉氏の調査で、1986年までに17名の信者が同一病院に収容され、少なくとも6名が共産党系病院に入院させられた疑い。

監禁組織の構造と目的(02:12–03:18)

  • 五藤富五郎氏は「回収ホーム」を名乗る場所を複数設置し、信者の“更生”を名目に拉致監禁を制度化。
  • 初期は孤立部屋で鎖で縛り「正気に戻れば大部屋へ移す」と言って説得・拷問を繰り返していた。

裁判と釈放(06:35–10:56)

  • 美馬氏ら複数名の人身保護請求が裁判所に提出され、迅速に審理。
  • 裁判所は「両親の同意のみでは成人を入院させる法的根拠がない」と判断し、強制入院を違法と認定。
  • 判決を経て被害者は釈放、その後、教団と監禁実行者を相手取り民事訴訟も提起。

メディアの対応と遺恨(12:00–13:03)

  • 毎日新聞や徳島新聞が事件を報道。
  • 一部には「教団が何もしなかった」と言う批判もあるが、警察や人権擁護局へ通報済であり、当局の無視が被害を助長したとの被害者証言。

被害の深刻さと異常事態の認識

  • 精神病院への強制収容、薬物投与、法的手続きを伴わない監禁は「異常事態」と被害者自身が断じる。
  • こうした拉致監禁被害は社会的に深刻な人権侵害であり、再発防止と責任追及が求められている。
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