目次
【3行要約】
- これまでの上意下達で信者を「機械の歯車」のように扱う組織構造から脱却し、一人ひとりが自分で考え行動する「生命体の細胞」のような自律分散型組織(セル型組織)への転換を提唱しています。
- 具体的な改革案として、本部に集中していた「財務権」「人事権」「決定権」の3つの権限を現場のコミュニティに譲り渡し、献金の使い道や活動内容を地域で主体的に決めるべきだと主張しています。
- 本部の役割は命令や支配から現場のサポート役および外部の攻撃から信者を守る免疫の役割へと変わり、これが神から与えられた自由意志に基づく本来の信仰の姿であると説いています。
【階層的要約】
これまでの組織構造の限界と反省
- 従来の組織は巨大な機械のようであり、現場の信者は本部のエンジンによって動かされる「歯車」のような存在でした。
- 個人の事情や現場の痛みがノイズとして無視され、上からの命令や一律の目標達成が優先される硬直化したシステムでした。
- その結果、無理を重ねた信者(歯車)が次々と傷んで疲弊し、組織全体が機能不全に陥りやすい非常に脆い構造になっていたと指摘しています。
目指すべき「自律分散型組織(セル型組織)」とは
- 新しい組織のモデルとして、組織を機械として扱うのをやめ、「生命体(生き物)」を模範とすべきだと提案しています。
- 脳からの命令で全てが動くのではなく、何兆もの細胞(セル)が自発的に状況を判断し自律的に動く仕組みを目指します。
- 現場のコミュニティが自立した小さな細胞となり、それらが優しく繋がり合う大きな生命のネットワークとなることが理想です。
現場のコミュニティへの「3つの権限移譲」
- 財務権の移譲:献金の大部分(7〜8割)を地域に残し、子ども食堂の運営や地域の清掃ボランティアなど、自分たちの手で直接使い道を決める仕組みに変えます。
- 人事権の移譲:牧会者(教会長)の人事は本部が維持するものの、経理や総務などの実務スタッフは現場の信者が信頼する人を自分たちで選ぶようにします。
- 決定権の移譲:本部からの一律の数字や目標に追われる日々から解放され、地域に一番必要な愛の活動を現場主体で決定し実践します。
これからの本部の「新しい役割」
- 本部は命令を下す「支配者」から、現場の細胞が困った時に後ろからそっと支える「お手伝い役・サポート役」へと生まれ変わる必要があります。
- 法律のアドバイスや情報発信のためのツールの提供など、現場の活動を後押しする実務的・専門的な支援を行います。
- また、外部からの不当な攻撃や誹謗中傷に対しては、専門スタッフが名前や役職を出して毅然と反論し、信者の人権を守る「組織の免疫」としての役割を果たします。
統一原理に基づく「本来の信仰の姿」
- 神様は人間をロボットとしてではなく、自由意志と責任分担を持ったユニークな個性あるパートナーとして創造されました。
- 上からの命令にただ目をつぶって従う盲目的な信仰は、神様から与えられた自分で考える責任の放棄にあたると指摘しています。
- 誰かに言われたからやるのではなく、自発的に隣人を愛する行動を起こすことで、義務感や恐怖感ではなく喜びと愛のエネルギーだけが温かく循環する組織を築くことが真の再生の道です。

