【論評】テロリストに報酬を与えた日本政府。民主主義を揺るがす「手のひら返し」。【家庭連合一世おじさん信者】

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目次

3行でわかる

① 安倍元首相の銃撃事件後、日本政府と社会が旧統一教会(家庭連合)への解散命令へと動いたことは、「テロリストの目的を叶え、報酬を与える」という重大な過ちである。

② 国際的なテロ対策の常識(アーダーン元首相の対応など)に照らし合わせれば、暴力によって国家の政策や判断が覆る前例を作ることは、テロリズムを肯定し助長することにつながる。

③ 被害者救済は重要であるが、過去に何度も却下してきた解散請求を、暗殺事件を機に手のひらを返して認めたことは、日本の民主主義と法治国家としての歴史に残る痛恨の誤りである。

動画の概要

安倍元首相の暗殺事件を引き金に、日本政府が家庭連合への解散命令請求へと転じたことを「テロリストに報酬を与えた」行為だと論評する内容です。暴力によって国家の判断が覆る前例を作ることの危うさを、国際的なテロ対策の常識と照らし合わせて論じています。

主なポイント

1. テロリズムの本質と国際社会の常識

  • テロリズムとは、個人の恨みや復讐が動機であっても、暴力を用いて社会や政府に恐怖を与え、構造を変えさせる行為(ローンウルフ型テロ)を指す。
  • ニュージーランドのアーダーン元首相が示したように、テロリストの狙い(主張や目的の社会への浸透)を完全に遮断し、何も与えないことが国際社会におけるテロ対策の鉄則である。
  • 暴力によって目的が達成される事例を作れば、それが次のテロを生む「報酬」となってしまう。

2. 事件をきっかけとした日本政府の「手のひら返し」

  • 事件前、全国霊感商法対策弁護士連絡会から過去に3度も解散命令請求の要請があったが、国(文科省)も司法も「民事上の不法行為だけでは要件を満たさない」として却下し続けてきた。
  • しかし、安倍元首相の暗殺事件が起きた途端、政府は突如として解釈を変更し、解散命令請求へと舵を切った。
  • これは、表面上は法的手続きに則っているように見えても、実態は「暗殺という暴力を引き金にして国家の判断が覆った」という動かぬ事実である。

3. 被害者救済と国家の権力行使の混同

  • 霊感商法や高額献金などの被害者救済は民事裁判や法整備などで行うべきであり、国家の行政権を使って特定団体を解散させる措置とは本来別の問題である。
  • 「被害者救済のためなら解散させてもよい」という論理を認めてしまえば、大義名分があれば暴力によって政策を変えても良いという悪しき前例を作ることになる。
  • 当時の日本政府には、被害者救済とテロへの毅然とした対応を両立させる冷静さが決定的に欠けていた。

4. 「暴力を肯定する社会」への危惧

  • 事件後、山上被告に対する同情が集まり、「事件のおかげで社会が良くなった」かのような論調すら見られるようになった。
  • この危険な空気は、「言葉で訴えるより、有名人を殺せば国が動く」という成功体験を社会に与えてしまった結果である。
  • 現に他の政治家を狙った襲撃事件や爆破予告が相次いでおり、この事態は日本の民主主義と法治国家における痛恨の過ちとして歴史に残るだろう。

まとめ・結論

暴力によって国家の判断が覆る前例は、次のテロを呼び込む「報酬」になりかねません。被害者救済は民事や立法で行うべきで、暗殺を引き金にした解散命令は民主主義と法治国家の歴史に残る痛恨の誤りだ——と警鐘を鳴らす論評です。


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