▶ 元動画:https://www.youtube.com/watch?v=AFnvUwVmDaA(Gasshi channel_がっしーチャンネル)
目次
■ 3行でわかる
① 家庭連合の男性信者がジャーナリスト鈴木エイト氏を信仰の暴露によるプライバシー侵害と名誉毀損で訴えた裁判で、東京地裁は10月8日に請求を棄却し、原告側が都内で報告会を開いた(世界日報10月10日付の記事を紹介)。
② 中山達樹弁護士は、原告が銃撃事件前にSNSで実名や教団職員であることを公開していた点などが不利に働いたとしつつ、「教団との関係を指摘するだけでは社会的評価は低下しない」との判断に驚きを示し、徳永信一弁護士は「人権は戦う者が勝ち取るもの」と訴えた。
③ 原告男性は、子どもや地域のボランティア仲間まで苦しむ姿に悔しさをにじませながらも、信仰を持つ2世・3世が声を上げられない社会にしないため「戦い切れたことに意義がある」と語った。
動画の概要
世界日報(10月10日付)の記事をもとに、家庭連合(旧統一教会)の現役信者がジャーナリストの鈴木エイト氏を訴えた「信仰暴露訴訟」の一審判決と、判決後に原告・代理人弁護士が開いた報告会での発言内容を紹介・解説する動画です。
主なポイント
1. 判決の概要
- 家庭連合の男性信者が、鈴木エイト氏による信仰の公表をプライバシー侵害、「偽装ボランティア団体をやっている人」という表現を名誉毀損として提訴
- 東京地裁は10月8日、原告の請求を棄却
- プライバシーの保護と表現の自由・公共性を天秤にかける「比較衡量」で判断された
2. 中山達樹弁護士:「社会的評価の低下を認めない残念な判決」
- 原告が銃撃事件前にSNS「LinkedIn」で実名や教団職員であることを記載していた(現在は削除済み)
- 匿名ブログに自身と家族の写真を掲載し、2016年の街頭演説では近づいてきた鈴木氏に名乗っていたことなども、不利な事情とされた
- 裁判所は、原告が信仰をある程度公表していたとして不法行為を認めなかった
- 「特定の宗教団体と関係している事実を指摘するのみで社会的評価は低下しない」との判断には驚いたと述べる
- 安倍元首相銃撃事件後、教団が最も攻撃を受けていた時期にさらされたことが問題だったと強調
- 写真撮影を原告が拒絶しなかったと認定されたが、2年間の裁判で論点になっておらず、斜めに撮られた写真が多いことから隠し撮りの可能性も指摘
3. 徳永信一弁護士:「人権は戦う者が勝ち取る」
- 原告がSNSで情報を出していたのは事件前で、信仰を隠す必要が生じる前だったため、プライバシーの権利を放棄したとはいえない
- 鈴木氏はボランティア活動をあたかも悪であるかのように発信しており、表現の自由の範囲を逸脱していると主張
- 教団に関係している事実を暴くことが、それだけで公共性を持つと判断されがちな社会状況が、原告勝訴を難しくしている
- 当面は信仰を持つ人が社会活動をする際、それが当然の権利だと社会に訴える覚悟で臨むしかない
- 解散命令で東京高裁が「信者の信仰の自由への人権侵害は許されない」と記したことは、信者の信仰を本物と認めたものとも言える
4. 原告男性:「戦い切れたことに意義」
- 地域のゴミ拾いボランティアに参加した子どもの保護者から「子どもが道のゴミを拾うようになった」と感謝のメールをもらったこともあった
- 地域を愛し、子どもたちに背中を見せたいという思いで活動していたのに、信仰を持つことが悪であるかのような印象を付けられた
- 子どもたちが一時は外に出られず、ボランティア仲間も苦しむ姿を見てやりきれなかった
- それでも、未来の2世・3世が声を上げずにおとなしくしていた方がいいと思うような社会は嫌だと、戦い切った意義を語った
- 日本がすべての信仰者にとってもっと自由な国になってほしいと願いを述べた
5. 投稿者のコメント
- バッシングの最中に信者だと明らかにされれば、差別や偏見にさらされるおそれがあり、名誉毀損に当たらないとの判断は残念
- 本人だけでなく子どもや家族まで苦しむことは決してあってはならないと強調
まとめ・結論
判決は原告の請求を退けましたが、原告と代理人は、信仰を理由に社会的な不利益を受ける状況に対して声を上げ続けることの重要性を訴えました。信仰を持つ人とその家族が肩身の狭い思いをせずに暮らせる社会を求める裁判として、今後の動向にも注目が集まります。
▶ 元動画を視聴する(Gasshi channel_がっしーチャンネル)

