【聖書を科学する】塩の柱になったロトの妻とモーセの奇跡【家庭連合一世おじさん信者】

【要約】聖書の奇跡を火山噴火と科学で読み解く

1. 火山の破局噴火は人類を絶滅させうる規模
   　地球の歴史では破局噴火により過去に生物の大絶滅が数回発生。東日本大震災はそれに比べれば「地球のくしゃみ程度」。
2. 九州・霧島火山帯も過去に破局噴火を起こしている
   　最も新しい噴火は7300年前の鬼界カルデラ。南九州の縄文文化を壊滅させた。火災流は50km以上海上を移動し襲来。
3. 塩の柱になったロトの妻＝火災流に巻き込まれた比喩
   　火災流は500℃、時速100kmの猛スピード。立ち止まって振り返ったロトの妻は瞬時に炭化し粉々になったと推定。
4. ソドムとゴモラの滅亡も火山噴火とされる
   　「硫黄と火が天から降る」「地を焼き尽くす」など、旧約聖書の描写は火山災害の特徴と一致する。
5. モーセの奇跡もサントリーニ島の大噴火と結びつく
   　出エジプト記に登場する災厄（血の川、暗闇、虫の大発生、雹と火など）は、火山噴火に伴う現象と一致。
6. 「海が割れた奇跡」は地形と地質学的に説明可能
   　カルデラ崩壊後に大量の海水が流入し、大規模な引き潮と津波が発生。これが「海が割れて戻った」現象の正体とされる。
7. 「紅海（Red Sea）」の誤訳問題
   　本来の聖書記述は「足の海（Reed Sea）」であり、写本の誤りでRed Seaと誤解された可能性がある。
8. モーセの一行は伝統的ルートより北を通った可能性
   　バルダウィール湖などが実際の「足の海」として有力候補とされる。
9. 自然現象が信仰と結びついた時こそが“奇跡”
   　偶然の物理現象が、信仰の行動と一致したことで神の業として語り継がれた、というのが真の奇跡の本質。
10. 自然の脅威と共に生きる人間の責任
    　破壊力を持つ自然に生かされていることに感謝し、人間が「誠の主人」として万物を主観する責任を果たすべきと結論。