目次
3行要約
① 政府がテロ事件後に特定の宗教法人を狙い撃ちにして解散手続きを進めたことは、テロの目的に屈し法治国家の根幹を揺るがす重大な誤りである。
② この過ちを正すためには、全宗教法人への一律の基準適用、過剰な献金に対する包括的な法整備、そして信者の人権保護と「関係断絶宣言」の撤回が不可欠である。
③ 第2、第3のテロを防ぐには、テロによる利益享受を禁ずるルール作りや「日本版サムの息子法」の制定、メディアの自主倫理によるテロリストの美化防止を徹底すべきである。
テロに屈した政府の初動対応と本来の危機管理
- 事件直後、政府は「テロには絶対に屈しない」という国際基準を徹底し、犯人の動機やターゲットの名称を公式に拡散させない姿勢を貫くべきであった。
- 情報漏洩の段階に応じ、会見で噂を突っぱねる(第1フェーズ)、暴力による政治介入を一切認めない(第2フェーズ)、すべてを司法の手続きに委ねる(第3フェーズ)という3段階の対応をとるのが正解だった。
「法の下の平等」を無視した行政の誤り
- 司法判断が出る前に国のトップが特定の団体との関係断絶を宣言したことは、信教の自由を脅かす明らかな憲法違反である。
- 犯人の狙い通りにルールを後出しで変更して特定団体を狙い撃ちにする対応は、適正な法の執行ではなく世論に迎合した政治的処分に他ならない。
国が今からでも実施すべき3つの施策
1. 全宗教法人への厳格な基準の適用
- 旧統一教会に適用した解散相当の基準を、過去のトラブルを抱えるすべての宗教法人に対しても一律に適用し、平等な調査を行うこと。
2. 被害者救済のための包括的な法整備
- 特定の団体を狙い撃つのではなく、生活を脅かすような過剰な献金を包括的に規制する一般的な法律を新たに整備すること。
3. 信者の人権保護と関係断絶宣言の撤回
- 信者が不当な社会的差別を受けないための人権保護指針を国が策定し、自民党は行き過ぎた「関係断絶宣言」を公式に撤回すること。
模倣犯(第2・第3のテロ)を防ぐための最終防衛策
1. テロによる利益享受の禁止(法改正)
- 犯罪を直接のきっかけとした行政処分や法解釈の変更を行わないルールを明文化し、テロが行政に1ミリも影響を与えない「法的な鉄壁」を作る。
2. 経済的無効化(日本版サムの息子法)
- 凶悪犯が自らの犯罪を出版や映画などで収益化することを禁じ、その収入を強制的に被害者への賠償に充てる法律を日本でも制定する。
3. 報道・出版界の自主倫理と徹底批判
- テロリストを美化・英雄視する報道を行わない自主的な倫理規定を設け、言論界全体でテロの卑劣さを徹底的に検証し批判し続ける。
法治国家としての誇りと土台を守るために
- 「結果として教団の問題が解決に向かったから良い」とテロの利用やルールの逸脱を許せば、法治国家の土台が完全に崩壊してしまう。
- テロに屈せず法の下の平等を守る原則を取り戻さなければ、将来的にあらゆる企業や組織が不当なバッシングやテロによって潰される危険性がある。
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